【6年生】修学旅行で台湾へ!①
12月3日~6日にかけて実施した修学旅行。子ども達は色々な経験をして長野に戻ってきました。
【12月3日(火)】
長野駅ではたくさんの方に最後まで見送っていただき、新幹線あさま、成田エクスプレスを乗り継いで成田空港へ。若干の緊張した面持ちで搭乗チェックイン、手荷物検査、そして出国審査を終えて台北、桃園空港行きの飛行機に搭乗です。今回の航空会社は現在台湾で人気が上がっているスターラックス航空。とても綺麗な機体と大きな専用画面(とたくさんのゲームや映画)、おいしい食事にみな満足している様子で、約4時間のフライトを楽しむことができました。
そしていよいよ台湾到着です。飛行機を降りた瞬間に日本と異なる空気を感じます。空港は幸いそれ程混み合っておらず、入国手続きも荷物のピックアップもとてもスムーズでした。到着ゲートに出ると、笑顔で待っていてくれたのはガイドの黄さん。流暢な日本語と明るい性格の持ち主で、皆の気分を盛り上げてくれます。みんなでバスに乗り込み、窓から見える台湾の夜景を楽しみながら向かったのは小籠包の名店、鼎泰豊です。超人気店のため現地の人で賑わっており待ち時間もありましたが、その分おいしい小籠包と、付け合わせの台湾料理を堪能することができました。
満腹になった後はホテルへ。今回宿泊したシーザーパークホテルは台北駅の目の前の立派なホテルです。ドアをくぐると目に入るピカピカのロビーに、「うわ~!」という感嘆の声が上がっていました。初日はほぼ移動で終わりましたが、その中にもたくさんの新しい経験と、刺激が詰まっていました。
【12月4日(水)】
和洋折衷の豪華なバイキング朝食を食べ、午前中に行ったのは今回の旅行のメインの一つでもある台北大佳小学校との交流プログラムです。まず驚いたのは、バスで校内に入った瞬間からの大歓迎!大勢の先生や児童、PTAの方々が笑顔と拍手、そしてダンスパフォーマンスで出迎えてくれました。その後ホールに案内されて、両校の教育提携を結ぶための調印式へと移ります。校長先生の挨拶や署名、お土産の交換をした後には日大小の児童のパフォーマンスとして「マイバラード」をみんなで歌いました。日本語の歌ではありましたが、みな真剣に聞きながら、最後は手拍子もしてくれました。
その後は交流プログラムの開始です。これまで手紙のやり取りやオンラインで交流してきたパートナーが側に来てくれ、まずはプレゼントの交換から。まだまだ緊張した表情の子供達でしたが、今回大佳小が準備してくれた最初のプログラム、スポーツ交流(バスケ、Tボール、二人三脚リレー)が始まり、スポーツを通しての交流が始まると少しずつ笑顔も見えるようになりました。その後も文化体験(中国茶または中国書道)や授業体験(英語、算数、美術、コンピュータのどれか)があり、台湾の友人達との交流を深めながら、台湾の学校生活も体験することができました。昼食時の様子を見ると、すっかりと打ち解けてどんどん英会話にトライする児童、あいさつはできるもののそれ以上の会話がなかなか続かず苦戦している児童と様々でしたが、それぞれが英語コミュニケーションの楽しさや難しさを感じながら異文化に触れることができたとても貴重な経験となりました。入念な準備をし、学校全体で我々を温かく迎え入れてくれた大佳小学校とは、今後も良い関係を築いていきたいと考えています。
学校を出発して向かったのは、世界4大博物館の一つとも言われている故宮博物館です。ここは石を掘って作られた作品が多く、その繊細さと美しさに子供たちも見入っていました。残念ながら博物館の2大メイン展示のうちの一つ、「肉形石」は他の博物館の特別展示のためありませんでしたが、白菜をテーマにした「翠玉白菜」は期間限定の特別展示形式で見ることができました。ガイドの黄さんのお話もとても分かりやすく、中華芸術をたくさん学ぶことができました。
再度バスに乗り込み、今度は台北を出て北東へ約1時間の十分へ向かいます。ここは伝統的な古い街並みの残る市街地を通り抜ける線路の上から、ランタンを飛ばすアクティビティーが人気の観光地です。子ども達は大きなランタンの4面を使って思い思いの願い事や絵を描き、スタッフの掛け声と共に火の灯ったランタンを空に上げました。自分たちの願いを込めたいくつものランタンが空を漂う風景はとても幻想的で、美しいものでした。また、ラッキーなことに活動の最中には1時間に1本しか通らない列車の時間に当たり、目の前スレスレを列車が通り抜けるという、海外ならではの体験もできました。
台北市内に戻り、この日は台湾・中華料理のレストランで夕食です。ここの最大の特徴は、何といっても約10名が一緒に座れる大きなターンテーブルです。こちらも初体験の児童が多かったようで、次から次へと運ばれてくる大皿料理の乗ったテーブルをくるくる回しながら、食事を楽しんでいました。