【3年生】初めての宿泊体験~2日目~
宿泊体験2日目。
自分で起きられるか心配していた子どもたちも、張り切って起床時間より早く目が覚めてしまったようです。
戸狩で迎えた朝は、お天気のよい、すがすがしい朝でした。
そんな2日目は、朝から元気いっぱいな子どもたちとともに、朝の散歩からスタートです。
さわやかな空気の中、きれいな景色を楽しみながら向かったのは、紫陽花で有名な”高源院”です。
青や白、ピンクに色づき始めた紫陽花を楽しみながら参拝していると、ご住職が声をかけてくださいました。ゆうゆう地蔵様のお話など聞かせていただき、思いがけない出会いにうれしくなりました。
朝ごはんの後は、お宿の方の案内で裏山へ。
飯山の名物でもある笹寿司を作るために、笹採りに行きました。
道中、いろいろな草花に出会ったり、川で遊んだりと、自然を満喫しました。
また、笹採りをしながら、笹寿司の始まりや、なぜご飯を笹で包むのか、など、いろいろなことを教えていただきました。
お宿に戻ると、笹寿司作り体験です。
自分の作った笹寿司が今日のお昼ご飯になるため、みんなとっても真剣。
お宿の方が笹寿司の具のお話などもしてくださり、食べるのがさらに楽しみになりました。
作り終えると、いよいよ食事の時間です。
「おいしい!」「鰹節とぜんまいと大根の味噌漬けって、こんな味がするんだ!」と、自分たちで作った笹寿司の味を堪能しました。
一泊二日お世話になったお宿を出発し、最後の目的地”手すき和紙体験工房”とお隣の”伝統産業会館”へ。
ここでは、内山紙の歴史や作り方を学んだり、実際にはがきを作る体験をさせていただきました。
手すき和紙体験では、紙がなかなか均一の厚さにならず「きれいな薄い紙にするのは大変なんだ!」と言いながら一生懸命作りました。
学校に咲いていたパンジーで作った押し花も入れて、世界にひとつだけのすてきなはがきができました。
伝統産業会館では、紙の原料である楮(こうぞ)を飯山の雪を利用して漂白していると知り、みんなびっくり!
ここでも、飯山の人々の暮らしの知恵を学びました。
予定していたすべての活動を終えて、無事学校に帰って来ました。
「わあ!帰ってきた!」「なんか久しぶりな感じがするなあ!」とうれしそうな子どもたちの声が響きました。
初めての一泊二日の宿泊体験。
たくさんの方と出会い、たくさんのことを見聞きし、たくさんの疑問をもち、たくさんの発見がありました。
終わってしまえばあっという間の2日間でしたが、とても充実した2日間でした。
この2日間を支えてくださったすべての方に感謝して、大切な思い出にしてほしいと思います!