【6年生】日本人の心を味わう時間
茶道教室(お茶会)がありました。6年生は今年で6回目です。
毎年、掛軸の意味と飾ってあるお花、お菓子について教えていただきます。今年は「和敬清寂」というお軸でした。「礼を尽くして、粛々と進めましょう。」という意味だそうで、お茶に限らずどこの世界にも通じる大切な教えですよ、と教えていただきました。
お花は「石蕗(ツワブキ)」のお花でした。キク科で菊の花と同じ頃咲くそうです。菊に似た黄色い花は、調べてみると、初冬の季語として「ツワの花」と詠われ、お庭にも昔からよく使われているそう。床の間に置かれている様子は品があり「和敬清寂」の世界観にぴったりでした。
お菓子は、「みのり」という柿を模した和菓子でした。見た目がかわいらしく、私は一口で食べてしまいまいした。苦味のあるお茶を飲みたくなるような、程よい甘さです。普段は洋菓子を食べることの方が多いと思いますが、お茶会の時はいつも和菓子の美味しさが心に沁みます。
6回目と言っても1年ぶりなので、丁寧に確認していただきながら1つずつの作法を行っていきました。お茶を立てる作法も、さすが6年生とった様子で、上品にたてられていました。
これで小学校の茶道教室は終わりになりますが、6年間で心得た作法を忘れないようにしてほしいと思います。